歴史
先月、三重県の榊原温泉に行ってきました。
この温泉はとろっとした湯で、とても良いと聞いていましたが、なかなか行く機会がありませんでした。今回、やっと念願叶いました。歴史的には以下のような経緯があるようです。
1.榊原温泉のはなし
古くは、七栗上村(ななくりかみむら)と呼ばれていたこの地。
この一帯には『榊』が多く自生しておりました。
1500年ほど前、継体天皇皇女「ササゲヒメ」が斎王になられた時に、この地に
多く自生していた榊を伊勢神宮に献上し使われるようになったことから「榊が原」
と呼ばれるようになり、地名が「榊原」になったと言われています。
また、戦国武将・仁木義長の五代後の利長がこの地に住み、榊原を名乗ったのが、
榊原氏の起源とされています。ここ榊原温泉は、全国の榊原さんのふる里でも
あります。2.湯ごりの歴史
京から伊勢の通過点でもある「榊原温泉」は「湯ごり」の地として伊勢神宮にお参り
する前に、榊原温泉で身を清めてから伊勢に向かうのが正式な参拝とされました。
そのため地元では「宮の湯」と呼んで親しまれていました。3.身も心も癒される湯治の魅力
引用元:三重県津市榊原町「榊原温泉振興協会」公式サイト
古くは七栗上村(ななくりかみむら)と呼ばれていた榊原温泉一帯は、かの清少納言が
「枕草子」で『湯はななくりの湯 有馬の湯 玉造の湯』と讃えたことでも知られて
います。
当時は特に恋の病を癒やす「恋の湯治場」として都で温泉の代名詞になっていたよう
で、榊原温泉に関する和歌が鎌倉時代から室町時代にかけて詠まれました。
宿は楽天トラベルで予約した榊原湯元温泉 清少納言にお世話になりました。楽天トラベルではこの時全国旅行支援を利用でき、たまたまポイントもあったため、お値打ちに利用できました。
射山神社
滞在中、射山神社に散歩に行きました。
清少納言から射山神社までの地図です。清少納言から700mくらい、徒歩で10分くらいです。
射山神社の手水舎は社と道路を挟んで向かい側です。
道路から鳥居の向こうに社をのぞむ
縁結びのパワースポットらしくハートマークが目立ちます。
中央に大黒様が鎮座しています。
6月末だったので、茅の輪が設置されていました。なんとハート型でした。粋な計らいです。
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茅の輪くぐりが行われる時期
茅の輪くぐりは、6月末の「夏越の祓(なごしのはらえ)」に行われます。「夏越の祓」とは、半年分のけがれを清めるための神事。茅の輪は6月~7月の間に設置されるところが多く見られます。神社によって日程が異なるので、参拝前には必ず確認をしましょう。
引用元:くらしマグネット 【茅の輪くぐり】時期&やり方を紹介!有名神社・パワースポットでもある神社も
半年後の年末には、1年の汚れを落とすために「年越の祓(としこしのはらえ)」が行われることもあります。ただし、やっていないところもあるため、冬場にお祓いをしたい場合は行きたい神社で行われるかの確認をしてくださいね。